• u718_fum

検証<第2号>

最終更新: 2019年4月12日


前回はブルマーを「不思議なモノ」と表現した。 現代では誰もが納得のいく「ハーフパンツ」というものになっているのは周知の事実で、形状はもとより男女とも同一のものを使用している。 もしも体育の時間に忘れたとしても、(貸す貸さないは別として)女子の友達からでも借りることが可能なのである。 ところが、ブルマーはどうだろうか? 形はまるで下着のパンツ・・そして内側のタグには「(女子用)」という表記がある。 流石にこれを借りて体育をするわけにはいかないと当たり前に思うだろう。 男子用の短パンとは全く異なり、これで授業に参加できるツワモノはおそらくいないと思われる。




ジェンダーフリーの今の時代においては考えにくいが、当時は「男らしさ」「女らしさ」が体操服にも如実に現れていたのであろうか。 制服は今も男女で異なり、水着もそうである。ならば体操服はなぜ変化したのか? 女子のブルマ姿やセーラー服姿に魅力や特別な思いを寄せる人たちがいることで社会問題化し、「ブルセラ」という言葉まで生まれた。 しかしよくよく考えてみると、学生時代女子のブルマ姿やセーラー服姿に魅力を感じない男子がどのくらいいたのだろうか? 概ねほとんどの男子が魅了されたのではないかと推察できる。筆者もその一人である。 普通とか普通じゃないとかは別にして、魅力に思うことはごく自然な流れではないだろうかと考える。


話を元へ戻すと、制服や水着は「男らしさ」「女らしさ」を尊重しているにもかかわらず、 体操服・・それも下履きのブルマーのみがターゲットとなり、廃止されたように感じるのだ。

当時の体育教師から聞いたことがある、「やんちゃな女子もブルマー履かせばおとなしくなるのよー」と。 ま、昔は冗談半分で許されていたかもしれないが、今この発言をすると思いっきり叩かれるであろう。 この考え方は、恥ずかしいと思わせるという意味なのか? ブルマーがそのような存在だったことから廃止のターゲットになったのか? 考えれば考えるほど不思議というか不可思議というか。


なぜ廃止のターゲットになったか・・そんなことは言うまでもなく、着用する当の本人である女子達が嫌だったことが第一であろう。 そしてそれらを決定する大人側の事情もあるだろう。しかし、ここではそれを深く考えることが有意義であるとは思えない。

それよりむしろ、ある先生が語った言葉に隠された「普通の人間としての秘めたる思い」があの頃の時代を象徴していると、今となれば思えてくるのだ。

当時の体育教師:「ブルマーってねー、(カタログを見せながら)いろいろ種類があるのよー。」
当時の体育教師:「メーカーで形も微妙に違うし、履いた女子の可愛らしさ(姿?)がまるで違うから驚きなんだなー。」
筆者:「はーー。(唖然呆然) ーーーぁ?(よくわからない)」

筆者は初めて知った。 そこから最終的に「U-718」というモノに辿り着くわけである。

U-718 懐かしきあの頃を思う。

U-718・・・昭和後期〜平成前期にかけて使用されていた体育用衣類の品名。

このU-718を身につけた輝く妖精達の姿はもう見られない。今、懐かしきあの頃を思う。

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U-718